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【健康カフェ(77)】COPD 痩せや骨粗鬆症のリスクも

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【健康カフェ(77)】
COPD 痩せや骨粗鬆症のリスクも

 高血圧治療で通院する70代男性は、体重が増えないことを悩んでいました。少し歩くと苦しくなったりせきやたんが出たりという症状もありますが、喫煙者だからこんなものだろうと思っていたそうです。ある時、せきとたんが増えて辛くなり、呼吸器内科を受診したところ、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)と診断されました。

 COPDは、主に20年以上の喫煙歴を経て発症する病気です。平成13年に行われた疫学調査の結果、日本人の40歳以上の有病率は8・6%で、患者数は約530万人と推計されています。初期にはせきやたんが続き、階段や坂道で息切れをするなどの症状が出ます。悪化すると、着替えなど日常生活のちょっとした動作でも息切れが起こります。また、体を動かすことや食事量が減ることで、体重や筋肉量も減ってきます。

 COPDがあると基礎代謝量(安静時のエネルギー量)が増えます。これは、呼吸やせきにより多くのエネルギーを必要とするためと考えられます。一方で、苦しさのため体を動かすのが減ることや食事中も苦しいことなどから食事量が減ってしまいます。その結果、体重や筋肉量が減少してきます。

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