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【那須スキー場雪崩】「逃げろ」「雪崩だ!」直後に生徒ら直撃 証言で浮かび上がる発生時の状況とは

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【那須スキー場雪崩】
「逃げろ」「雪崩だ!」直後に生徒ら直撃 証言で浮かび上がる発生時の状況とは

負傷者らを搬送する消防隊員ら=3月27日、栃木県那須町湯本(伊沢利幸撮影) 負傷者らを搬送する消防隊員ら=3月27日、栃木県那須町湯本(伊沢利幸撮影)

 栃木県那須町で登山講習会に参加していた県立大田原高校の生徒ら8人が死亡した雪崩事故。雪崩の発生直後はどのような状況だったのか。学校関係者の証言や専門家の調査などをまとめると、樹林帯を越えた位置で直撃を受けたとみられる同校グループ以外の生徒も多数巻き込まれており、樹林帯の中まで広範囲にわたる可能性も出てきた。

 「逃げろ」「雪崩だ!」。27日午前8時半ごろ、引率教員の声が響くと、すぐに「ゴオーッ」という音とともに、雪崩が高校生らを襲った。雪崩は先頭を行く1班の大田原高の生徒と教員を直撃。生徒たちは雪に飲み込まれた。生徒たちがスキー場ゲレンデ下のロッジを出発し、雪をかき分けて進む「ラッセル」の訓練を開始してから30分ほど経過したときだった。

樹林帯まで広範囲に

 講習会責任者の猪瀬修一教諭(50)は3月29日の記者会見で、主流の雪崩が1班を直撃し、「派生したような小さい雪崩」に2班が巻き込まれたと説明。学校関係者によると、このとき、3班は「2、4班と近く、1班は見えないくらい離れていた」位置におり、女子生徒の5班はさらに低い位置にいたという。

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