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歴代愛好者の情熱を追体験 「絵巻マニア列伝」展 

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歴代愛好者の情熱を追体験 「絵巻マニア列伝」展 

国宝「玄奘三蔵絵」巻四(部分)十二巻のうち一巻 鎌倉時代・14世紀 藤田美術館蔵 画像提供:奈良国立博物館(佐々木香輔撮影)=24日まで展示 国宝「玄奘三蔵絵」巻四(部分)十二巻のうち一巻 鎌倉時代・14世紀 藤田美術館蔵 画像提供:奈良国立博物館(佐々木香輔撮影)=24日まで展示

 文学と美術が合体し、日本で隆盛をみたメディア「絵巻」。できることなら先人のように、肩幅に広げて両手でくるくる繰りながら、絵と言葉が織りなす世界に浸ってみたい。とはいえ美術館では、ガラス越しに限られた場面を目で追うしかない。

 絵巻の楽しさをどう現代の鑑賞者に伝えるか。サントリー美術館(東京都港区)の学芸員、上野友愛(ともえ)さんが白羽の矢を立てたのは、絵巻に熱狂した歴史上の愛好者たち。彼らの“絵巻愛”を追体験する、その名も「絵巻マニア列伝」展が同館で開催中だ。

 マニアの筆頭は平安末期の後白河院(1127~92年)。「四大絵巻といわれる傑作のうち、『伴大納言絵巻』『信貴山縁起絵巻』『鳥獣人物戯画』はほぼ後白河院の時代に制作されました。絵巻の“第1次ブーム”で、質量ともにピークを迎えた」と上野さんは指摘する。今様を好み『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』の編纂(へんさん)で知られる院は、京都・蓮華王院の宝蔵に、古典籍や楽器などとともに大量の絵巻を秘蔵したという。それらは後に「宝蔵絵」とも呼ばれ、マニアの憧れをかき立ててきた。

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