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ジカ熱、緊急事態宣言から1年 国際協力の研究でここまで分かった〝正体〟

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ジカ熱、緊急事態宣言から1年 国際協力の研究でここまで分かった〝正体〟

ジカウイルスを媒介するネッタイシマカ(AP) ジカウイルスを媒介するネッタイシマカ(AP)

 昨年2月、世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したジカ熱。蚊が広げる感染症だ。流行の中心がリオデジャネイロ五輪開催を控えたブラジルだったことや、流行地で小頭症児の出生が増えたことで世界の懸念が高まった。

 WHOは昨年11月に宣言を解除、継続的な対策が必要な疾患と位置付けた。宣言から1年余り、国際協力で展開された研究でジカ熱はどこまで分かったのか。

 原因のジカウイルスは1947年、サルから発見された。人への脅威がはっきりしたのは2015年からのブラジルでの流行がきっかけ。

 通常はまれな小頭症の赤ちゃんが異常に増加。ブラジルに先立つフランス領ポリネシアでの流行では、手足などがまひする珍しい神経疾患ギラン・バレー症候群が、例年の20倍に増えたことが分かった。

 ジカウイルスが小頭症の原因になることはほぼはっきりした。このウイルスは神経にくっつきやすく、妊娠中の感染により、小頭症以外の先天異常を引き起こす可能性もある。ギラン・バレー症候群についても、ジカウイルス感染が発症の引き金になるとされた。

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