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【ゆうゆうLife】受動喫煙防止 進むか30年目の規制強化

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受動喫煙防止 進むか30年目の規制強化

「子供や孫にたばこの害が及ばない世界をつくってほしい」と訴える長谷川一男さん(中央)=東京・霞が関 「子供や孫にたばこの害が及ばない世界をつくってほしい」と訴える長谷川一男さん(中央)=東京・霞が関

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 ■飲食店 データは「利用減」に否定的

 たばこの厳しい規制には、利用者減を恐れる飲食店や遊技場などからの反発が強い。

 だが、九州看護福祉大の川俣幹雄教授は飲食店などの全面禁煙化で「利用者は逆に増える可能性がある」とする。同教授らが2月、約1万人に行ったアンケートでは、喫煙の飲食店が禁煙にした場合、「利用回数が増える」と回答した人は42%に上る一方で、「減る」は12・6%。川俣教授は「感情論ではなく、データに基づく科学的な施策の判断をお願いしたい」としている。

 たばこ規制を早期に導入した海外には、アルコールを出す店の利用に関する調査結果もある。米国・ニューヨーク州健康局が出したリポートでは、同州で規制導入後にバーに行くようになった人の割合は、18%から22%に増加。英国・保健省の調べでも規制導入後にパブに行くようになった人の割合は11%から14%に増加した。

 日本国内にも“実績”を調べた調査結果がある。愛知県が平成22年に行った調査では、全面禁煙にした飲食店など1163店の95%が、禁煙後の売り上げを「不変」と回答している。

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