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【STOP!メタボリックシンドローム】ブロッコリー新芽で肥満抑制 脂肪細胞褐色化→エネルギー消費増大

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【STOP!メタボリックシンドローム】
ブロッコリー新芽で肥満抑制 脂肪細胞褐色化→エネルギー消費増大

 実験では、マウスにスルフォラファンを混ぜた高脂肪食を14週間与えた。スルフォラファンを混ぜていない高脂肪食を食べたマウスと比較すると、体重増加率が15%抑制され、内臓脂肪量が20%減少。さらに、脂肪肝と血糖値の上昇も抑えられていた。

 また、Nrf2が欠けたマウスにスルフォラファン入り高脂肪食を与えたところ、体重増加の抑制効果が認められなかった。太田准教授は「がん予防と同様、肥満抑制の標的分子としてNrf2が重要な働きを担っている」と分析する。

腸内細菌叢の改善も

 なぜ、体重増加の抑制が起こるのか。太田准教授は、一歩進んだメカニズム解明に取り組んだ。その結果、新たな2つの作用が判明した。

 スルフォラファンは、脂肪細胞に存在するエネルギーを熱に変える分子を増加させ、「白色脂肪細胞の褐色化」という現象を促進。そのため、エネルギー消費が増え、高脂肪食を食べても肥満が抑えられていた。

 さらに、高脂肪食によって悪玉菌が増殖した肥満型腸内細菌叢を改善していることが分かった。悪玉菌は肝臓などの炎症の原因。炎症はインスリンの働きを低下させる「インスリン抵抗性」を出現させ、糖尿病の原因となるだけに、重要な発見といえるだろう。

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