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のみ込みやすい「嚥下食」、食べる楽しみもう一度 外見も味も一般料理そっくり

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のみ込みやすい「嚥下食」、食べる楽しみもう一度 外見も味も一般料理そっくり

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 加齢や、脳梗塞などの病気が原因で食物をのみ下す嚥下(えんげ)機能に障害のある人のために考案された「嚥下食」が充実してきた。のみ込みやすさに加え、一般の料理と外見も味もそっくりに。患者や家族は「食べる楽しみを取り戻せた」とさらなる進化を期待している。(高橋天地)

500万人が障害

 「嚥下障害は誰でも起こり得る。超高齢社会を迎えた日本では、今後も患者数は増加するだろう」。東京都内で開かれた嚥下食を推奨するシンポジウムで、言語聴覚士の柴本勇さんが警鐘を鳴らした。

 嚥下とは、食物を口から咽頭、食道、胃へと運ぶまでの一連ののみ込み運動のこと。食物が喉を通ると反射的に筋収縮が起きて声門が閉じ、食物が気管などに入るのを防ぐ。

 だが、加齢、脳梗塞、喉頭がんなどが引き金となって嚥下機能に障害が出ると、食物が気管や気管支に入って引き起こされる誤嚥性肺炎などになる可能性がある。柴本さんによると、現在、後期高齢者(75歳以上)の30%に当たる500万人が嚥下に障害を持ち、10年後の平成39年には患者数は32%増の660万人に上ると見込んでいる。

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