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【教育動向】次期指導要領で大学入試はどうなる?

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【教育動向】
次期指導要領で大学入試はどうなる?

2020(平成32)年度から小学校で、21(同33)年度から中学校で全面実施となる次期学習指導要領が、3月中に告示されます。

高校(2022<平成34>年度入学生から全面実施)は1年遅れで告示される見通しですが、改訂の理念は同じです。しかも高大接続改革との両輪で、「明治以来の大改革」(2014<平成26>年11月当時の下村博文・文部科学相)と言われるように、大学入試改革とも無縁ではないことに、注意しておく必要があるでしょう。

「高大接続改革」であることに注意

高大接続改革をめぐっては、ちょうど小学校で指導要領が全面実施される2020(平成32)年度に、現行の大学入試センター試験に替えて「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」を創設し、同年度の高校3年生(現在の中学2年生)から受験する方針が決まっており、新年度初頭に公表される予定の実施方針を、関係者は固唾をのんで待っています。

改訂の具体的な内容を提言した中央教育審議会の答申(昨年12月)でも、「高大接続」の1節を設けています。そこでは、現在進められている高大接続改革について「大学入学者選抜の在り方のみが議論されているわけではなく、高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の在り方を一体的に改革していこうとするものであることに留意が必要である」とクギを刺しています。

高大接続改革は、高校と大学を、学校教育法で定められた「学力の3要素」でつなぎ、(1)知識・技能(2)思考力・判断力・表現力(3)主体性・多様性・協働性……を一体的に育て、社会に有意な人材を送り出すことを目指しています。学力評価テストが(1)だけでなく(2)を測定することを追求していること、各大学の個別入試では(3)も評価すべく多様な資料や選抜方法を求めているのも、そのためです。

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