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村上春樹さん新作「騎士団長殺し」発売、早朝からハルキスト続々

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村上春樹さん新作「騎士団長殺し」発売、早朝からハルキスト続々

村上春樹さんの新刊小説「騎士団長殺し」を買い求める人たち=24日午前0時、東京・神田の三省堂書店神保町本店 村上春樹さんの新刊小説「騎士団長殺し」を買い求める人たち=24日午前0時、東京・神田の三省堂書店神保町本店

 作家、村上春樹さん(68)の7年ぶりの複数巻にまたがる長編小説「騎士団長殺し」(全2巻、新潮社)が24日、全国で一斉に発売された。一部書店では開店時間を繰り上げて早朝から売り出され、出勤途中のファンが買い求めた。

 東京都千代田区の丸善丸の内本店では、通常の開店時間より約1時間早い午前8時過ぎから玄関前の特設コーナーで販売。道行く通勤客にスタッフが「短期間で完売の恐れもありますので、この機会にぜひ」と大きな声で呼びかけた。

 一番乗りで購入した東京都江東区の会社員、江川典子さん(43)は「出勤前に買おうと早めに家を出てきました。30年来のファンで、新刊が出たら必ず買っています。これからさっそく通勤電車内で読むつもりで、楽しみです」と話した。

 同店の壱岐直也店長は「今回は数千冊を用意しており、こんな数をそろえるのは村上さんの新刊だけ。今日は早朝だけで約40部は売れた」と手応えを語った。

 新潮社によると、同作の初版部数は「第1部 顕(あらわ)れるイデア編」「第2部 遷(うつ)ろうメタファー編」を合わせて計130万部に達している。

 「騎士団長殺し」は36歳の肖像画家である「私」が主人公。6年間ともに暮らした妻に突然別れを告げられ、神奈川・小田原郊外の山中にある一軒家に住むことになった「私」が遭遇する奇妙で不可思議な出来事がつづられていく。タイトルは、モーツァルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」にちなんだもので、物語のカギの一つとして繰り返し登場する。

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