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【三浦朱門さん死去】博識生かした知的で軽妙な作風 「妻をめとらば曽野綾子」と揮毫するほどの愛妻家 硬骨漢の一面も

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【三浦朱門さん死去】
博識生かした知的で軽妙な作風 「妻をめとらば曽野綾子」と揮毫するほどの愛妻家 硬骨漢の一面も

三浦朱門さん=2011年11月 三浦朱門さん=2011年11月

 「日本人は自信と誇りを持って『出る杭』になってもらいたい」-。3日に死去した作家、三浦朱門さんは、博識を生かした知的で軽妙な作風で知られ、その活躍は文壇内にとどまらず、文化庁長官など数々の公職にも広がった。おおらかでサービス精神あふれると同時に、厳しい教育論も展開した硬骨漢。文化界の重鎮がまた一人去っていった。

 「こんな安らかな最期を迎えられたのは、日本の医療制度のおかげです」。三浦さんの妻で作家の曽野綾子さんは4日、産経新聞の取材に、淡々とした口調で夫の最期の様子を語った。

 三浦さんと曽野さんは昭和28年に結婚。35年には夫婦2人でアメリカ大陸を縦断する1万キロの自動車旅行に挑むなど、文壇きってのおしどり夫婦として知られた。揮毫を求められた際には、「妻をめとらば曽野綾子」と書くほどの愛妻家。曽野さんはここ数年、体調が思わしくなかった三浦さんの介護を自宅で続けていた。

 三浦さんは家庭での教育について、「たった一つ、誇らしく思うことがある。数年の間、家庭からテレビを放逐したことだ」と語り、息子の目の前でテレビを庭に放り投げたエピソードを紹介。「なぜ父親は怒鳴らなくなったのか」と、頑固な教育論を展開することもあった。

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