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【ゆうゆうLife】治療法がなくなったら「緩和ケア」でよいのか? 治療と緩和「行ったり来たり」が理想

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治療法がなくなったら「緩和ケア」でよいのか? 治療と緩和「行ったり来たり」が理想

洋子さんの仏壇は子供の工作などでにぎやかで、置かれたおりんには小さなボールが入っていた =横浜市 洋子さんの仏壇は子供の工作などでにぎやかで、置かれたおりんには小さなボールが入っていた =横浜市

 がんなどの痛みを和らげたり、告知の不安などに対応したりする「緩和ケア」。診断されたときから必要なのに、患者側にも医療職にも「治療法がなくなったら緩和ケア」という感覚がある。受診への抵抗感や紹介の遅れ、外来緩和ケアの薄さなど原因は複雑に絡み合う。治療との併用には、何が必要だろうか。(佐藤好美)

                   

 ◆「誤解されている」

 「診断されたときからの緩和ケア」は「がん対策推進基本計画」の重点課題で平成24年に閣議決定された。看取(みと)り期の痛みだけでなく、診断で鬱になったり、思い詰めたりする不安にも対応するためだ。だが、初期から提供される人はごく少ない。

 患者と家族の支援活動を行うNPO法人「HOPEプロジェクト」理事長の桜井なおみさんは、「緩和ケアは、日本では看取りの医療と誤解されている。がん治療と併用できる仕組みづくりが必要です」と指摘する。

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