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【書評】ジャーナリスト、井上和彦が読む『トランプ大統領が嗤う 日本人の傾向と対策』(ケント・ギルバート著) 米国依存症からの離脱説く

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【書評】
ジャーナリスト、井上和彦が読む『トランプ大統領が嗤う 日本人の傾向と対策』(ケント・ギルバート著) 米国依存症からの離脱説く

 この斬新な歴史認識は、日本の外交・安全保障を考える上で極めて重要であり、これにより対中・対米外交の未来も見えてくる。

 とりわけ本書は、マスコミの偏向報道には手厳しい。偏向番組や特定イデオロギーに心酔する人士の発言の矛盾点や問題点を容赦なく斬りまくる。

 もちろんその原点となった終戦後のGHQによる、全ての戦争責任を日本に押しつけ日本人に贖罪(しょくざい)意識を植え付けた恐ろしい洗脳政策の実態とそのメカニズムを暴露し堂々と批判している。

 ケントさんは、非現実的な理想論や中身のない上っ面だけの綺麗(きれい)ごとを丁寧に論破しており、溜飲(りゅういん)を下げ、胸のすく思いがする読者もさぞや多いことだろう。

 本書は、GHQの洗脳を解き、日本人を70年の冬眠から目覚めさせてくれる“特効薬”である。(産経新聞出版・1300円+税)

 評・井上和彦(ジャーナリスト)

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