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【話の肖像画】駐日サンマリノ大使 マンリオ・カデロ(5)「テロ」と「カミカゼ」は全く異なる

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【話の肖像画】
駐日サンマリノ大使 マンリオ・カデロ(5)「テロ」と「カミカゼ」は全く異なる

駐日サンマリノ大使・マンリオ・カデロ氏(寺河内美奈撮影) 駐日サンマリノ大使・マンリオ・カデロ氏(寺河内美奈撮影)

 だから欧州で、フランスで、「カミカゼ=テロリスト」のようにいうのは、固くやめてほしいですよ。日本の外務省にも言いました。既にテロリストという言葉があるのに、わざわざカミカゼという言葉を使うのは、おかしいんじゃないですか。

 〈42年前の来日当時と比べ、今の日本社会はマニュアル化され過ぎだと感じている〉

 日本に来た頃は、今よりもいろんな場面で融通が利きましたね。例えば私、食事しながらワインを飲むのが好きなんです。昔は飲食店にワインを持ち込んでも、店の方もたいてい「ああ、どうぞ、どうぞ」と。もうけばっかり考えていたんじゃなくて、お客さんが喜ぶのが一番という考えだったように思います。今そんなことをやったら怒られちゃうか、お金を取られるかでしょうね。

 最近「民泊」が話題ですね。規制の緩和には賛否両論あるようですが、民泊は世界では当たり前です。高いホテル代を節約して、その代わりに高級なレストランで食事をしたい、高いお土産を買いたい、もっとその国に長く滞在したい。そんな外国人が民泊を利用するんです。多くの外国人が長く日本に滞在すれば、タクシー、バス会社、水道局、土産店、レストランの売り上げも増えるでしょう。「民泊厳禁」と英語で書いてあるビルを知っていますが、それはノットフレンドリー。あまりイメージがよくない。日本のおもてなしじゃないんですよ。民泊をポジティブに考えてもっと広げるべきです。

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