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【話の肖像画】駐日サンマリノ大使 マンリオ・カデロ(5)「テロ」と「カミカゼ」は全く異なる

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【話の肖像画】
駐日サンマリノ大使 マンリオ・カデロ(5)「テロ」と「カミカゼ」は全く異なる

駐日サンマリノ大使・マンリオ・カデロ氏(寺河内美奈撮影) 駐日サンマリノ大使・マンリオ・カデロ氏(寺河内美奈撮影)

 〈ある日本語の海外での扱いが、どうしても我慢できないという〉

 今、私が問題だと思っているのは、欧州、特にフランスで大きなテロのニュースがありましたね。そのとき現地でテロのことを「カミカゼ」と言っている。そういう言葉の使い方はぜひ、やめてほしい。テロリストとカミカゼはものすごく違う。カミカゼは軍人と軍人が戦ったんですよ。彼らは日本の国のために、自分が死ぬと分かってやったからヒーローですよ。無差別に人を殺すのではない。国のために自ら犠牲になって、死んだ。だから偉い方。

 ジャーナリスト時代に神風特攻隊の生き残りの人を取材しました。燃料がなかったり、機体のエンジントラブルがあったりした。それと出撃前に戦争が終わった。いろんな理由があって生き残った。予科練の出身者にも取材しました。彼らは「戦後何年もたって、たぶん今の若い人が国のためにそういうことをやることはないだろうけれど、あの時代はとても大変だった。日本は貧しかったし、困っていた。米国のことも分からないし、植民地支配され、奴隷みたいになるのではないかとすごく心配だった。だから国のために死んでも悪いことじゃない」と言っていました。気持ちはすごく分かりました。

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