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【話の肖像画】駐日サンマリノ大使、マンリオ・カデロ(1) 駐日大使は靖国神社に行ってほしい

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【話の肖像画】
駐日サンマリノ大使、マンリオ・カデロ(1) 駐日大使は靖国神社に行ってほしい

駐日サンマリノ大使、マンリオ・カデロ氏 駐日サンマリノ大使、マンリオ・カデロ氏

 〈昨年10月にベルギー国王が国賓として来日された際、宮中晩餐(ばんさん)会に招かれた〉

 ベルギー国王やオランダ国王をはじめ、国賓の来日時には、天皇陛下が宮中晩餐会を催されますね。そのとき、全ての大使を招くことはできませんので、代表として外交団長の私が呼ばれるのです。また、天皇陛下が外国にお出かけになる際は、駐日大使の代表として、空港にお見送りとお出迎えに行きます。天皇陛下のお誕生日にお祝いのスピーチをするのも外交団長の仕事なのですが、すごく緊張します。外交団長は名誉ある地位ですが、仕事は大変デリケートなんです。でも、そのおかげで、何度も陛下にお目にかかることができました。

 これまで数え切れないほど日本人と会ってきましたが、一番威張っていないのが天皇陛下なんです。すごく謙虚な方。すばらしい。本当に哲学者みたいです。でも、誰とは言いませんが、ときどきすごく威張っている人がいますね。そんなときは、「失礼ですけど、天皇陛下が威張っていないのに、なんであなたが威張っているのですか?」と言いたいぐらいです。けんかになっちゃうかもしれないから、実際には言いませんけどね(笑)。(聞き手 原川貴郎)

                  ◇

【プロフィル】マンリオ・カデロ

 イタリア・シエナ生まれ。イタリアで高校卒業後、パリのソルボンヌ大学に留学。1975(昭和50)年に来日し、東京に移住。ジャーナリストを経て、89(平成元)年、駐日サンマリノ共和国領事、2002年、同特命全権大使。11年5月、駐日大使全体の代表である「駐日外交団長」に就任。著書に「世界で一番他人にやさしい国・日本」(共著、祥伝社新書)、「だから日本は世界から尊敬される」(小学館新書)など。

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