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【センター試験】今年も「文高理低」傾向 国公立文系は改組に伴う定員減少で“狭き門” 

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【センター試験】
今年も「文高理低」傾向 国公立文系は改組に伴う定員減少で“狭き門” 

大学入試センター試験に臨む受験生ら=14日午前、東京都文京区の東京大学(福島範和撮影)  大学入試センター試験に臨む受験生ら=14日午前、東京都文京区の東京大学(福島範和撮影) 

 大学入試センター試験が14日に始まり、本格的な大学入試シーズンに入った。大手予備校によると、今年の志願傾向は、前年に引き続き文系の人気が理系を上回る「文高理低」で、就職に強いとされる社会科学系学部に人気が集まっているという。

 河合塾が全国模試から受験生の私大学部系統別の志望動向を分析したところ、文系では「社会・国際」と「経済・経営・商」が前年比111%、「法・政治」も108%と人気が上昇。理系では医学(106%)、看護(105%)、工学(104%)などが好調を保った。ただ、理学(95%)、歯学(97%)、薬学(98%)、生活科学(96%)は低調だった。

 今年の志願傾向について、河合塾の担当者は「就職状況が好転すると文系人気が高まる傾向があり、今回も同じ傾向がうかがえる」と指摘。一方、理系学部の人気が低迷している背景については、カリキュラムの新課程移行で理系分野の学習範囲が広まったことで理系学部を敬遠する動きがあるとみられる。

 国公立大も文系人気が高まっているが、文系学部の相次ぐ改組に伴う定員減少で“狭き門”となっているのが現状だ。河合塾によると、例えば、茨城大は人文学部から人文社会科学部への改組に伴い定員減となったが、模試での志望者は1割増。滋賀大も経済学部の前期日程の定員を200人から150人に大幅に減らしたが、志願者は逆に1割以上増加している。

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