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【豊洲問題】ベンゼン基準の79倍 シアン、ヒ素も 豊洲市場の地下水調査で検出 専門家会議再調査 3月に結果報告へ

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【豊洲問題】
ベンゼン基準の79倍 シアン、ヒ素も 豊洲市場の地下水調査で検出 専門家会議再調査 3月に結果報告へ

 築地市場(東京都中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の地下水モニタリングの調査結果で、有害物質のベンゼンが暫定値で最大で環境基準の79倍検出され、シアン、ヒ素も基準を超えたことが14日、分かった。都が同日開かれた専門家会議で報告した。前回調査に比べ数値が急上昇。基準超えの地点数も大きく増加しており、同会議は原因究明のため改めて調査し、3月に結果を報告する方針を決めた。移転に関する小池百合子知事の判断にも影響を与えそうだ。

 小池氏は同日、都内で報道陣の取材に「非常に範囲が広がり、それぞれの物質の基準値に比べて高い数値が出た。想定を超えたもので驚いており、専門家会議が科学的な分析を進める」と答えた。

 移転に関する工程表への影響については「科学的な分析を優先する」と述べるにとどめたが、同会議座長の平田健正放送大和歌山学習センター所長は4月にまとめる予定にしていた報告書が「若干遅れることになる」との見解を示した。

 昨年9月公表の8回目の調査では201カ所の観測地点のうち、ベンゼンが2カ所で基準の最大1・4倍と、ヒ素が1カ所で1・9倍検出。今回の9回目の調査は同11月から実施され、72カ所で基準超えの数値を検出。ベンゼンは35カ所で最大79倍、ヒ素は20カ所で最大3・8倍。検出されないことが基準のシアンも39カ所で検出された。

 同会議では委員から「なぜ急に上がったのか」「例がない」など戸惑いの声が上がった。10月から本格稼働の地下水管理システムの影響や、水の採取方法に原因がある可能性にも言及があったが、結論に至らなかった。今回の調査過程を確認し、今後の調査では新たに採取する水の分析を複数機関に依頼して精査するとした。

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