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障害者も舞台楽しんで 体験会や手話通訳養成

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障害者も舞台楽しんで 体験会や手話通訳養成

「劇場体験プログラム」で、観客に音や照明の理由を説明する手話通訳者 =東京都文京区 「劇場体験プログラム」で、観客に音や照明の理由を説明する手話通訳者 =東京都文京区

 この日も、館内を暗くするのは舞台を見えやすくするためで、ブザーが鳴るのは鑑賞の準備のためだと解説。鑑賞中に立ち上がると後ろの人が見えなくなるというマナーも確認した。リラックスのため観客に両手を使って頭上に輪をつくらせ「劇場って楽しい」と声を出して開演を待った。さまざまなジャンルの演奏を約1時間楽しんだ後、知的障害のある小川薫さん(18)は「おもしろかった」と笑顔で話した。

 ◆鑑賞経験を積む

 ビッグ・アイでは、障害者向けの手話や点字によるサポートに加え、平成26年からこのプログラムを開始。延べ約1900人が映画や音楽、ミュージカルを体験した。事業プロデューサーの鈴木京子さんは「行きたい劇場に行けるようになれば日常の選択肢が増える」と意義を話す。

 知的障害のある長男(14)とプログラムに参加した堺市の高橋沙織さん(44)は「以前は鑑賞中に喜んで跳ねてしまい、冷たい視線を感じることもあったが、鑑賞経験を積んだことで、ちゃんと座って見られるようになった」と喜びを語る。

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