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【健康カフェ(63)】パーキンソン病 薬物治療で症状進行抑制も

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【健康カフェ(63)】
パーキンソン病 薬物治療で症状進行抑制も

 高血圧で通院中の80代の男性に約5年前、手が震える症状が表れました。最初は自分では気付かず、奥さまから指摘され、「変だな」と思っていたそうです。

 しかし、だんだんと手足の曲げ伸ばしにぎこちなさが出てきました。神経内科を受診するとパーキンソン病と診断されました。治療を始めたのですが、「薬を飲むと調子が悪くなる」と飲むのをやめてしまいました。

 パーキンソン病は、脳の中のドーパミンという神経細胞が減る病気です。ドーパミンは体の動きを調節する上で非常に重要な役割を担っており、減少すると手足の震えやこわばり、体の動きが少なくなるといった症状が出ます。高齢者に多く、60歳以上では100人に1人の割合で発症するそうです。

 初期には、片方の手足の震えなどの症状が出て、進行すると動作がゆっくりでぎこちなくなり、じっとしていることが多くなります。歩くときは前かがみで歩幅が小さくなり、つまずきや転倒することも多くなります。

 元気がない、やる気が出ない、認知機能の低下、幻覚・妄想などの症状が表れることもあります。これらの症状は、日常生活に支障をきたし、生活の質を落とす原因になります。

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