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「だるま市」が分離開催 露天商と関係悪化、群馬
毎年1月に開かれている群馬県高崎市の少林山達磨寺の「七草大祭だるま市」とは別に、JR高崎駅周辺で「高崎だるま市」が1日、初めて開催された。2日まで。
七草大祭だるま市では近年、寺と露天商団体の関係が悪化し出店が減っていたため、高崎市や市観光協会などが音頭を取り、新たにだるま市を立ち上げた。
この日は約40のだるま店が出店。会場には高さ約3メートルの巨大だるまが設置され、買い物や記念撮影を楽しむ人であふれた。娘と2人で来た高崎市の主婦荒木かおりさん(33)は「姉が酉年なので干支だるまを買いました」と笑顔だった。
一方、七草大祭だるま市は約200年の歴史があるとされ、今年も例年通り1月6日と7日に開催予定。少林山達磨寺の広瀬正史住職は「全国から楽しみにしている人がいるので、伝統を守って開催し続けたい」と話した。