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ノロウイルス大流行 10年ぶりに警報基準の20人超え 平成24年上回る

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ノロウイルス大流行 10年ぶりに警報基準の20人超え 平成24年上回る

 国立感染症研究所は27日、ノロウイルスなどが原因の感染性胃腸炎の1医療機関当たり患者数が12~18日の1週間で20・89人となり、大流行した平成24年(19・23人)を上回って、18年(22・81人)以来10年ぶりに20人を超えたと発表した。厚生労働省は「年末年始は人の移動や会食の機会が増える。手洗いや消毒を徹底してほしい」と注意を呼びかけている。

 感染研によると、1医療機関当たりの患者が多いのは、山形(47・27人)▽宮城(34・08人)▽埼玉(31・66人)▽宮崎(30人)▽富山(29・24人)-の順。21都府県で流行警報の基準となる20人を超えた。

 ノロウイルスは強い感染力を持ち、感染者の吐いた物や便、飛沫(ひまつ)からだけでなく、汚染されたカキなどの貝類を十分に加熱調理せずに食べたり、ノロウイルスに感染した調理人が作った料理を食べたりすることでも広がる。例年11~2月が感染のピークで、ワクチンや治療薬はない。

 池上総合病院の辻祐一郎医師は「今年は近年流行した遺伝子型と系統が異なるウイルスが流行し、大人の患者も多い」と指摘。

 身近に患者がいる場合は、タオルや寝具は共有せず、調理具やドアノブ、トイレの便器などを塩素系の漂白剤で消毒することが大事だという。

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