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【陛下83歳に】譲位と向き合われた1年 公務軽減は「困難」変わらず 

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【陛下83歳に】
譲位と向き合われた1年 公務軽減は「困難」変わらず 

83歳の誕生日を前に記者会見に臨まれる天皇陛下=皇居・宮殿「石橋の間」(代表撮影) 83歳の誕生日を前に記者会見に臨まれる天皇陛下=皇居・宮殿「石橋の間」(代表撮影)

 天皇陛下が23日の誕生日を前にした記者会見で、8月のお言葉表明以降初めて、譲位の問題に言及された。昨年の誕生日会見に前後して宮内庁、政府との間でお言葉の調整を続け、表明後は政府の有識者会議の議論を見守るなど譲位に向き合われた1年だった。譲位の意向の端緒となった象徴としての公務は以前とほぼ同じ活動量で、宮内庁は「公務の削減は困難」との見解を崩していない。

 陛下は昨年8月15日の全国戦没者追悼式で段取りを誤り、同12月の誕生日会見では「年齢というものを感じることも多くなり、行事の時に間違えることもありました」と述べられた。

 陛下は遅くとも平成22年7月には周囲に譲位の意向を伝えられ、宮内庁側は公表の時期を模索。今年に入り、フィリピンでの慰霊、熊本地震の被災地慰問などを経た陛下がさらに思いを深められ、8月のお言葉表明に至った。

 公表方法については、陛下が最後まで国民に直接語りかける生中継での会見にこだわられた。ただ、やり直しがきかない生中継のリスクは大きく、東日本大震災後と同じビデオメッセージで落ち着いたという。

 陛下はお言葉の中で「全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなる」と述べる一方、「国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろう」と強調された。

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