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【陛下83歳に】天皇陛下、83歳の誕生日 譲位「親身に考えてくれ、深く感謝」

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【陛下83歳に】
天皇陛下、83歳の誕生日 譲位「親身に考えてくれ、深く感謝」

皇居・東御苑の二の丸庭園を散策される天皇、皇后両陛下(宮内庁提供) 皇居・東御苑の二の丸庭園を散策される天皇、皇后両陛下(宮内庁提供)

 天皇陛下は23日、83歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち皇居・宮殿で宮内記者会との記者会見に臨み、譲位の意向を示した8月のビデオメッセージについて触れ、「親身に考えてくれていることに、深く感謝しています」と述べられた。陛下ご自身が、譲位に関する問題に言及されたのは8月のお気持ち表明以降、初めて。

 陛下はこの中で、ビデオメッセージの内容について「天皇としての自らの歩みを振り返り、この先の在り方、務めについて、ここ数年考えてきたこと」と語られた。陛下は平成22年7月、相談役を務める宮内庁参与らが集まる参与会議の場で、譲位への決意を述べたことが明らかになっているが、長期間にわたり、熟慮を重ねてきたことを吐露された。

 また、お気持ち表明にあたっては「内閣とも相談しながら」と述べ、憲法上の立場を考慮したことを強調された。

 政府はお気持ち表明後の10月、譲位への対応などを検討する有識者会議の初会合を開き、専門家のヒアリングを実施。これまでの有識者会議では譲位の恒久制度化への慎重論が相次ぎ、譲位を一代限りとする特別措置法の提言が有力となっている。一方、報道各社の世論調査では、譲位を容認する意見が高い割合を占めるなど、国民も大きな関心を示している。

 こうした現状について、陛下は「多くの人々が耳を傾け、各々の立場で親身に考えてくれていることに、深く感謝しています」と謝意を述べられた。

 陛下の譲位の意向をめぐっては、秋篠宮さまが11月の誕生日を前にした会見で「長い間考えてこられたことをきちんとした形で示すことができた、これは大変良かった」と述べ、理解を示されている。

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