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【学習指導要領】国語は表現・論理力を強化 文科省幹部「学習指導要領の目玉の一つ」 中教審答申

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【学習指導要領】
国語は表現・論理力を強化 文科省幹部「学習指導要領の目玉の一つ」 中教審答申

 今回の答申では、読解力や表現力、論理力などの強化に向けた国語教育分野の再編も柱の一つとなった。

 順位が前回の4位から8位に後退した2015年国際学習到達度調査(PISA)では、引き続き自分の考えをまとめる表現力や長文を的確に理解する読解力に課題があることが判明。文部科学省幹部は「国語力は全ての学習の基盤であり、次期学習指導要領の目玉の一つ」と話す。

 答申によると、小学校国語では、目的や意図に応じて情報を整理して文章化したり、筆者の意図を想定しながら文章全体の構成や表現の工夫を捉えることなどに課題があると指摘。特に、低学年では学力差の背景に語彙の量と質の違いがあるとし、語彙力を強化して生活の中で活用できるよう指導の改善・充実を図ることが重要としている。

 高校の国語に関する答申では、「講義調の伝達型授業に偏っている」と指摘し、表現力や読解力、古典への学習意欲を促すよう授業改善を求めた。

 こうした指摘を踏まえ、大幅な教科再編が行われる。実社会・実生活での言語能力を育成する「現代の国語」と日本の言語文化への理解を深める「言語文化」を必修化。言語能力の3つの側面である(1)創造的・論理的思考(2)感性・情緒(3)他者との伝え合い-にそれぞれ対応する「論理国語」「文学国語」「国語表現」を選択科目として新設し、伝統的な言語文化への理解を深めるための「古典探究」を設ける。

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