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奇祭「悪態まつり」 バカヤローと憂さ晴らす 茨城・笠間の愛宕神社周辺
茨城県笠間市の愛宕神社周辺で18日、悪口を言い合っててんぐの供え物を奪う奇祭「悪態まつり」が開かれた。参加した家族連れなどが「バカヤロー」と怒鳴りながら、日頃の憂さを晴らした。
友部靖雄総代会長(69)によると、神社がある愛宕山はてんぐの修行の場だったとの伝説があり、江戸時代中期、不平不満を言えない庶民のために祭りが始まった。供え物を奪うと無病息災などの御利益があるとされる。
白装束に烏帽子をかぶったてんぐ役の氏子総代13人が、愛宕山を登りながら16カ所のほこらに順次、供え物を置いていくと、参加者が悪口を言い合いながら殺到。子どもたちが奪い合う姿には「頑張れバカヤロー」と声援も飛んでいた。
母親と2人の妹と来た同県つくば市の小学2年野村美咲さん(7)は「普段出せない大声を出せた」と満足そうだった。


