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【国際学習到達度調査】「読解力」V字回復後の失速の理由は? コンピューターテストに戸惑い? 専門家「深刻にとらえるべき」

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【国際学習到達度調査】
「読解力」V字回復後の失速の理由は? コンピューターテストに戸惑い? 専門家「深刻にとらえるべき」

 6日公表された国際学習到達度調査(PISA)の結果では、読解力の“失速”が明らかになった。文科省はコンピューター使用型調査への移行を一因とみているが、識者は「深刻にとらえるべきだ」と指摘する。

 PISAの読解力調査が始まった2000年、日本の平均点は522点で8位と好調だったが、日本で授業時間を削減した「ゆとり教育」が本格導入された後の03年調査では498点(14位)に急落、06年調査では15位に落ち込んだ。

 こうした“PISAショック”を受け、文科省はPISAの問題も念頭に置いた全国学力テストを開始し、各教育委員会や学校で学力強化への機運が上昇した。その結果、09年調査で520点(8位)に回復、12年調査では538点(4位)と伸ばしていた。

 前回を22点下回った今回の結果について、文科省の担当者は「情報の読み取りが難しくなったほか、電子データ化で漢字を含む問題文のサイズが小さくなり、読みづらくなった。読解力の順位が下がった一因ではないか」としている。

 実際、同じ漢字圏の台湾も523点(8位)から497点(23位)に急落している。また日本の場合、地図上の2点を正確にクリックしてルートを確定する問題の正答率が大幅に低下しており、文科省は操作の不慣れも落ち込み要因の一つとみている。

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