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【教育動向】新テスト記述式、どんな力が求められる?

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【教育動向】
新テスト記述式、どんな力が求められる?

大学入試センター試験に替わって2020(平成32)年度から導入される「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」で懸案となっていた記述式問題の在り方について、文部科学省が、11月に開かれた国立大学協会(国大協)の総会に案を示したことで、実現可能性がぐっと見えてきました。記述式はどのようなものになり、どのような力が求められるのでしょうか。

字数の多い問題は大学が採点

記述式問題の出題をめぐっては、受験生の思考力・判断力・表現力等が評価できる一方、50万人以上の採点をセンターが一括して行うにはコストや採点期間が掛かり、現行の1月中旬という日程を前倒しすることや、現在の技術では出題字数を「短文記述式」(80字程度を想定)に制限せざるを得ないなど、さまざまな課題が山積していました。

そこで国大協は8月、「大学が記述式試験の採点を行う」など3案を併記し、それぞれに課題を指摘した「論点整理」をまとめ、文科省に提案していました。今回の文科省の提案は、それに応える形で、3案のうち大学による採点案を「優れた選択肢」だとし、国語と数学で、マークシート方式に加え、記述式の問題を出題したいとしています。

それによると、国語については、記述式問題に2パターンを用意します。大学が採点するのは「パターン1」で、80字以上を書かせます。大学には、各解答をテキスト化し、似たものをグループ化(クラスタリング)したデータを提供。各大学では、センターの示した採点基準に基づき、教員や外部人材が採点して、合否の判断に加えます。これに対して「パターン2」では、80字程度を1問、ないしは40字程度を2問出題し、センターが一括採点して段階別表示を大学に提供します。また、数学では3問程度で数式を記述させ、センターが採点します。

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