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【引きこもり】直面する「80・50問題」 高齢の両親、生活破綻も

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【引きこもり】
直面する「80・50問題」 高齢の両親、生活破綻も

 「私たちがいなくなったら、いったいどうなるのだろう」。東京都内の女性(71)はため息をつく。40代の息子は高校時代に進路選択に悩み、自宅に引きこもりがちに。時々、思い立ったように明け方に散歩に出掛けるほかは、部屋に閉じこもったままだ。

 夫婦で商売をしているが、日々の暮らしで精いっぱい。息子が将来、受け取るはずの国民年金も、保険料を滞納したままだ。「就労支援では『39歳まで』と言われることもある。切り捨てられる思いです」

 近年目立つのは20代や30代から職場の人間関係や病気がきっかけで引きこもるケース。長期化すれば本人の年齢も上がり、有効な支援を見いだすのが難しくなる。

 専門家らの間で話題になるのは「80・50問題」という言葉だ。高齢の両親と未婚の子供が同居している場合、子供は働いていなくても親の年金などで暮らせる。しかし親が80代、子が50代になり、親の介護がのしかかれば、双方の生活は破綻しかねない。

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