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真田信繁の自筆書状、長野・松代で公開へ 12月1日 流された九度山での悲哀にじむ 100年行方不明の末に発見

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真田信繁の自筆書状、長野・松代で公開へ 12月1日 流された九度山での悲哀にじむ 100年行方不明の末に発見

見つかった真田幸村の自筆書簡の原本(星海社撮影) 見つかった真田幸村の自筆書簡の原本(星海社撮影)

 一方で、目を引くのは「病気がちになり、歯も抜けてしまい、ひげも黒いところはありません」などと、自らの老いや衰えに悔しさをにじませる記述が続いていることだ。丸島さんは「再起を期す思いが秘められている」とみる。

 書状の原本は明治期に実業家、岡本貞烋(ていきゅう)が入手し、明治37年と大正3年に帝国大学文科大学史料編纂(へんさん)掛(現・東京大史料編纂所)が写しを作成した。内容は広く知られていたが、岡本の没後約100年間にわたって原本の所在が分からなくなっていた。

 丸島さんが今年9月に刊行した「真田信繁の書状を読む」(星海社新書)でこの手紙を知った三重県在住の個人収集家が、古書店で発見して購入したことで日の目を見ることとなった。

 書状は12月1~12日と来年1月7~9日に長野市松代町の真田宝物館で特別に展示される。同町は信之が上田藩からの移封で初代藩主となった松代藩の地元だ。松代町に続いて、三重県朝日町の歴史博物館で約1カ月間公開され、2月18日から3月20日まで真田氏発祥の地である長野県上田市の市立博物館でも紹介される予定。

 年始から同市はじめ真田ゆかりの信州を盛り上げてきた大河ドラマはまもなく最終回を迎える。松代町を抱く長野市は「真田丸後」も活気を線香花火に終わらせないよう、JRグループと県などが取り組む来夏の大型誘客事業「信州デスティネーションキャンペーン」などを生かした活性化策を練っていく考えだ。

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