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東京・井の頭公園に“文学の聖地” 「太宰治文学館」と「吉村昭書斎」 31年4月開設へ

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東京・井の頭公園に“文学の聖地” 「太宰治文学館」と「吉村昭書斎」 31年4月開設へ

 東京都三鷹市と武蔵野市にまたがる都民の憩いの場「井の頭恩賜公園」に、平成31年4月、作家、太宰治と吉村昭を記念する新施設がオープンする。三鷹市が22日、整備計画を明らかにした「太宰治文学館」と「吉村昭書斎」(いずれも仮称)の2施設。同市は12月定例議会に提出する補正予算案に基本プラン策定、設計費など約3100万円を計上しており、「文学の聖地として多くの人に訪れてほしい」(清原慶子市長)と期待する。

 太宰は昭和14年9月から、戦時中の疎開期間を除き、亡くなる23年6月まで三鷹市に住み、墓所も同市内にある。一方、吉村は昭和41年の新人文学賞「太宰治賞」の初受賞者で、平成18年7月に亡くなるまで同市に住んで「ふぉん・しいほるとの娘」「冷い夏、熱い夏」など多くの作品を書き上げた。

 平成30年が太宰没後70年となることから、三鷹市は記念事業を検討。このなかで、遺族から「常設展示する施設ができるなら、市に寄託した遺品、資料を寄贈したい」との打診があったという。吉村の遺族からも約30平方メートルの広さの書斎を市に寄贈、移築する提案があり、2つの施設整備を決めたという。

 井の頭恩賜公園を建設予定地にしたのは、同園が2人にとってゆかり深いうえに、都立公園ながら、三鷹市のシンボルでもあって、来年の開園100年記念事業と連携できるから。

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