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QRシールで徘徊高齢者の身元確認 全国初、埼玉・入間市が無料交付

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QRシールで徘徊高齢者の身元確認 全国初、埼玉・入間市が無料交付

認知症の高齢者らの爪に貼ることで徘徊時の身元確認が容易になる爪Qシート(入間市提供) 認知症の高齢者らの爪に貼ることで徘徊時の身元確認が容易になる爪Qシート(入間市提供)

 徘徊(はいかい)する認知症高齢者の身元確認に役立てようと、埼玉県入間市は身元特定番号などが登録されたQRコードを印刷した「爪Qシール」などを無料交付する「徘徊身元確認支援サービス」を今月からスタートした。同シールは市内の企業が開発した手や足の爪に貼るシールで、つけると2週間以上は取れないという。自治体の導入は全国で初めて。(石井豊)

                   

 市高齢者福祉課によると、同シールは1センチ四方の大きさで、市役所の名称と電話番号、利用者の身元特定番号がQRコードに登録される。昨年12月~今年2月にモデル事業を行い、家族の協力の下、認知症の11人に利用してもらった結果、1人は自分ではがし、1人はシールの貼り方が悪くてはがれたが、他の9人は風呂に入るなどの日常生活を送っても2週間以上はがれず、有効性が実証できたという。

 同課は「認知症と知られるのが嫌な方でも、足の爪にシールを貼り、靴下をはいていれば外からは分からない。徘徊後、市外で保護されると、身元確認はより難しくなるが、警察などでシールの確認が行われると市役所に連絡が届き、本人確認や家族への素早い連絡ができる」と話している。

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