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重い障害でも地域で暮らす 得意に合わせた“仕事”を開発 グループホームで目指す自立

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重い障害でも地域で暮らす 得意に合わせた“仕事”を開発 グループホームで目指す自立

スープを作る人、麺をゆでる人、役割分担してラーメンを作る=愛知県半田市の中華茶房「うんぷう」 スープを作る人、麺をゆでる人、役割分担してラーメンを作る=愛知県半田市の中華茶房「うんぷう」

人から仕事を考える

 障害者総合支援法の「生活介護」は原則、障害程度区分が3以上の比較的重い人が対象。うんぷうで働く人の障害程度区分も4~6と重く、「働く」のは容易でない。だが、当人たちには「格好いいユニホームで働きたい」という希望があったという。むそうのサービス管理責任者の五味紘子さんは「可能なら働いて、認められて、報酬があって、生きがいがある。それらが暮らしを充実させると思う」と話す。

 重い障害の人は、特別支援学校を終えた後の選択肢が少ないのが現状。むそうは、子供へのサービスを提供するなかで、利用者が成長すると、居場所がなくなることを実感。人に合わせて“職場”を作り、居場所にしてきた。

 スタッフは「この人には、何ができるだろう」と考えて、仕事を作る。ラーメン作りは、体を前後に揺するのが大好きな利用者をみて、「麺の湯を切る作業ができるんじゃないか」と思いついたのがきっかけだった。

 水に触れるのが好きな利用者は洗い物を担当し、数字の「9」にこだわる人は、スープのもとを作る。材料の20グラムを量ることには飽きてしまうが、19グラムなら何度でも飽きずに取り組めるからだ。

 ラーメンを作る工程を細分化し、麺をゆでる人、スープを入れる人、具をトッピングする人に分けて練習した。当初はラーメンを出すのに時間がかかったので、“時間稼ぎ”にサラダバーを作った。

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