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【解答乱麻】「国」の意識低い日本人に領土問題をどう教えていくか ジャーナリスト・細川珠生

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【解答乱麻】
「国」の意識低い日本人に領土問題をどう教えていくか ジャーナリスト・細川珠生

それらと比較すると、今の方が「領土」や「国」ということに対する意識は高まっているといえるかもしれない。しかし、北方領土については不法占拠され70年以上の月日が流れ、そもそもどのような経緯でこの現状を強いられているのかもよく分からないというのが、日本人の一般的な認識ではないだろうか。

 経緯が分からなければ、返還交渉における日本側の主張すべきこと、譲ってはいけないことなどを正しく理解し判断することもできない。

 高まりはあるかもしれないが、まだまだ日本人の「国」に対する意識は低い。

 平成26年の内閣府調査では、国家の要件として、「国民・領土・主権(調査では政府と表現)」を知っていると答えたのは、わずか63・9%であり、30・9%は「知らなかった」と答えている。

 義務教育課程で学んでいるはずの内容であるのに、また忘れてしまうような難しい内容でもないのに、このような結果が出るというのは、どれだけ学校教育で真剣に教えてきたのだろうかと疑いたくなる。

 北方領土問題を知った経緯も「学校」という回答は26・8%、竹島に至っては6・3%しかない。いかに教育の場で北方領土や竹島などの個別問題のみならず、「領土」や「国」について軽視してきたかが分かる。

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