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【健康カフェ(55)】健康診断は無意味?  中性脂肪や血糖値の異常、体重増加は生活習慣見直しを

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【健康カフェ(55)】
健康診断は無意味?  中性脂肪や血糖値の異常、体重増加は生活習慣見直しを

 高血圧で通院している60代の女性は、最初の受診時に「健康診断はしばらく受けていません」と話していました。理由を聞くと、「夫は毎年健診を受けていたのにがんで亡くなったんです。健診を受けても無意味ということでしょう?」と言うのです。

 確かに会社などで行う一般の健診は、糖尿病や高血圧、脂質異常症といった生活習慣病を主な対象としています。これらの病気の予防や早期治療で、脳卒中や狭心症などを減らすことが目的です。がんを心配するのであれば、健診とは別にがん検診を受ける必要がありますが、がん検診ですべてのがんが見つかるというわけではありません。

 健診を受けても、自身の結果をよく知らないという人もいます。中には結果の通知を開封すらしない人も。せっかく健診を受けたのにもったいないことです。そこで、簡単な健診結果の見方をお知らせしましょう。

 まず、結果の通知に「要医療」や「要精密検査」となっている項目があるときは、必ず専門の医療機関を受診することをお勧めします。以前に受診して「問題なし」と言われた人でも、状況が変わっている可能性があります。例えば、「LDLコレステロール」は数値だけでなく、年齢など他の動脈硬化のリスクがいくつあるかによって治療が必要かどうかの判断が変わります。また、便の中に血液が混ざっていないかどうかを調べる「便潜血反応」も、過去に大腸の内視鏡検査で問題がなかった人で、例えばその5年後にがんが出てくる可能性は十分にあるのです。

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