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【暮らしの注意報】「薬用せっけん」使って大丈夫なの? 米国で使用停止になった成分が入っていて…

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【暮らしの注意報】
「薬用せっけん」使って大丈夫なの? 米国で使用停止になった成分が入っていて…

手洗いは、十分な量のせっけんをしっかり泡立てることが大事だ 手洗いは、十分な量のせっけんをしっかり泡立てることが大事だ

 手洗い用せっけんの多くを占める「殺菌」などをうたった薬用せっけん(米国では抗菌せっけん)。厚生労働省は9月下旬、一部の成分について、別の成分に切り替えるよう製造販売業者に要請した。米国でこれらの成分を含む抗菌せっけんが販売停止となったのを受けた措置だ。これらの成分を含む薬用せっけんを買い置きしている人もいるだろう。使っても大丈夫なのか。(平沢裕子)

「殺菌」根拠なし

 薬用せっけんは、肌の殺菌消毒などを目的とし、殺菌成分などを配合したせっけん。医薬品医療機器等法(薬機法)では、厚生労働省が殺菌効果を認めている成分が一定濃度含まれるなどすれば、「医薬部外品」として商品に「殺菌」や「消毒」をうたうことができる。

 切り替えが促されているのはトリクロサンなど19成分。このうち、日本で薬用せっけんの成分として実際に使われているのはトリクロサンとトリクロカルバンの2成分だ。

 トリクロサンは歯磨き粉や掃除用洗剤にも使われる殺菌成分で、米国では約20年前からトリクロサンを含むせっけんは「抗菌せっけん」として、一般用医薬品として薬局などで販売されてきた。毒性に関するデータも比較的豊富で、これまでに使用による健康被害が報告されているわけではない。ただ、動物実験でホルモン分泌に影響を与える可能性などが指摘されるようになり、FDA(米食品医薬品局)は2013年、製造販売業者に効能を裏付けるデータの提出を要請、販売規制の是非を検討していた。

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