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秋田「仙岩峠の茶屋」2代目店主の新田徹さん死去 人気のおでん再開の夢かなわず ドライバーに親しまれ半世紀

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秋田「仙岩峠の茶屋」2代目店主の新田徹さん死去 人気のおでん再開の夢かなわず ドライバーに親しまれ半世紀

仙岩峠の茶屋の休業前最終日となった4月11日、接客する新田徹さん=秋田県仙北市田沢湖生保内(渡辺浩撮影) 仙岩峠の茶屋の休業前最終日となった4月11日、接客する新田徹さん=秋田県仙北市田沢湖生保内(渡辺浩撮影)

 秋田と岩手の県境近くで50年間親しまれてきたドライブイン「仙岩(せんがん)峠の茶屋」(秋田県仙北市)の店主、新田徹さんが25日、甲状腺がんのため亡くなった。56歳。治療に専念するため4月に店を休業し、再開を目指していたが、かなわなかった。

 仙岩峠の茶屋は昭和41年に創業し、当時は旧国道46号沿いにあった。51年に新しい国道として仙岩道路が開通したのと同時に移転し、道路沿いの切り立った崖っ縁に建っている。甘口のおでんや山菜そば、いぶりがっこが看板商品だった。

 平成9年の秋田自動車道全線開通と秋田新幹線開業で客は減ったが、一般道で峠越えするドライバーや地元の人たちに根強い人気があった。真空パックおでんの通信販売も全国にファンがいた。

 2代目店主の新田さんは10歳のときから甲状腺がんを患い、最近になって脊椎に腫瘍があることが分かった。がんが転移した可能性があると診断されたため、4月11日を最後に休業。産経新聞の取材に「病気を治し、いつか必ず再開したい」と話していた。

 兄で仙北市民会館館長の康久さん(59)は「今は何も考えられないが、おでんだけでも再開してほしいという声が多く寄せられており、人に頼んで営業することも視野に入れたい」と話した。

 葬儀・告別式は28日午後3時、仙北市田沢湖生保内近藤沢13の1の自宅で。喪主は康久さん。

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