産経ニュース

陛下ご執筆「タヌキの食性」論文掲載 1カ所の溜糞場で調査5年は「国内外で初」 国立博物館研究報告

ライフ ライフ

記事詳細

更新


陛下ご執筆「タヌキの食性」論文掲載 1カ所の溜糞場で調査5年は「国内外で初」 国立博物館研究報告

皇居に生息するタヌキ(宮内庁提供) 皇居に生息するタヌキ(宮内庁提供)

 宮内庁は6日、天皇陛下が皇居に生息するタヌキの食性について執筆された論文が、宮内庁職員ら3人との共著で、8月22日発行の国立科学博物館研究報告に掲載されたと発表した。平成21年1月から25年12月までの5年間にわたり、毎週日曜日の午後2時、皇居の吹上御苑内の同一の「溜糞場(ためふんば)」と呼ばれる場所から糞を採集され、分析。含まれる種子から、季節的な食の変動を明らかにする研究成果を導かれた。

 宮内庁によると、タヌキの1カ所の溜糞場で、5年にわたり調査した研究論文は国内外で初めてという。

 論文は「皇居におけるタヌキの果実採食の長期変動」。陛下は261回の調査で164個の糞を採集され、95分類群の植物種子を検出。上位8分類群の植物について分析された。主にムクノキの果実が主要な餌で、果実の落果が少ない時期はイチョウなどの胚乳で栄養分を補うなど、皇居では複数のタヌキが生活できる餌資源が安定的に供給されていたと述べられた。

 陛下はハゼ類に関する研究を専門としているが、平成20年にも皇居に生息するタヌキが自然由来の多彩な食物を食べているとする論文をまとめられていた。

このニュースの写真

  • 陛下ご執筆「タヌキの食性」論文掲載 1カ所の溜糞場で調査5年は「国内外で初」 国立博物館研究報告

関連ニュース

両陛下、体操ご観戦 滞りなく全ての日程を終えられ帰京

「ライフ」のランキング