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【くらしナビ】トーキョー・グッド・マナー・プロジェクト始動

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トーキョー・グッド・マナー・プロジェクト始動

TGMP発足会見で「マナーの良さは世界に誇る日本の財産」と語るタイムアウト東京代表の伏谷博之さん(右)と、同じくTGMP推進役の編集者、伊藤総研さん=20日、東京都千代田区 TGMP発足会見で「マナーの良さは世界に誇る日本の財産」と語るタイムアウト東京代表の伏谷博之さん(右)と、同じくTGMP推進役の編集者、伊藤総研さん=20日、東京都千代田区

 ■世界へ誇る日本人の優しいマナー

 ◆美術品に見立て紹介

 誰もが自然に並ぶ駅の整列乗車など、東京で暮らす人が当たり前のように感じている良いマナーを掘り起こし、インターネットや広告、各種メディアを通じて世界に発信する取り組みが始動している。このほど一般社団法人「Tokyo Good Manners Project(トーキョー・グッド・マナー・プロジェクト、略称TGMP)」(東京都港区)が設立され、東京を丸ごと美術館に見立て、街のあちこちで見ることのできる優れたマナーや日本人らしい優しい心配りなどを展示作品として目に見える形で紹介しながら、国際都市・東京の魅力を一層高めようとするユニークな試みだ。

 TGMPが行った調査では、東京は人のマナーが良いと回答したのは、過去3年間に訪日経験あるいは今後3年以内に訪日意向がある外国人の64・9%に対し、東京都民は24・6%にとどまった。東京の街を清潔だと思うとしたのも、外国人は約8割に及び、東京都民では半数に届かず、高評価の外国人と大きな隔たりがある。

 一方、降りる人が済んでから乗車する、順番を守ったり整列したりするなどのマナー行為をしているのは、外国人が3分の2程度なのに比べ、東京都民は8割強に達し、譲り合いの精神が定着していることをうかがわせる。

 ◆外国人から高評価

 ウェブサイト、フリーマガジンやガイドマップ、カフェなど多用な発信手段を使い、東京をはじめとする日本のリアルな情報、魅力を世界に伝えている「タイムアウト東京」(同渋谷区)の代表、伏谷博之さんは「私たちの外国人スタッフは口をそろえて、東京のマナーや街の清潔さを世界最高峰だと言い切ります。これは日常の生活に息づいている日本人の財産であり、世界に誇るべきものです」と評価し、TGMPの具体的な活動の推進役として参画する。

 伏谷さんはさらに、自国内で競争が激しい、治安などにも不安を感じている外国人の多くは、日本に来ることでストレスから解放されることにも大きな価値を見いだして来日を重ねていると指摘。TGMPが行う活動の意義を語る。

 「安心、安全であることも含めて、心地よい体験をもたらす日本について、外国人はたくさんのことを知りたがっています。TGMPの取り組みは日本の魅力を広く、深く発信するとともに、日本や日本人の素晴らしさに私たち自身が気付き、さらに新しい日本の文化や価値を生み出す原動力にもなる」と心を寄せる。(谷口康雄)

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