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【映画深層】あの築地市場の全貌を600時間撮影し2時間のドキュメンタリーに…『築地ワンダーランド』遠藤尚太郎監督が狙ったのは?

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【映画深層】
あの築地市場の全貌を600時間撮影し2時間のドキュメンタリーに…『築地ワンダーランド』遠藤尚太郎監督が狙ったのは?

ドキュメンタリー映画「TSUKIJI WONDERLAND (築地ワンダーランド)」の1場面 (C) 2016 松竹 ドキュメンタリー映画「TSUKIJI WONDERLAND (築地ワンダーランド)」の1場面 (C) 2016 松竹

忙しい時間帯に取材

 映画でしかできないことで築地をどう描いていくかを考え、とにかく人を中心に据えるという方向性を決めたが、予想されたこととはいえ、撮影の交渉は難航を極めた。前例がないことだから、実現は無理だという人も大勢いたという。

 「卸売市場という機能を維持しなければいけない中で、僕らのような素人がそんなに自由に動いていい場所ではないし、業務の支障になる恐れがある要素は極力、排除したいと思うのが普通ですしね。それにテレビの情報番組だと、ある程度のテーマを持って臨むと思うが、こちらは広範囲な方々を取材したいとか、いろんな魚種を網羅したいとか、日本の四季を追いたいとか、言っていることが壮大なわけです。交渉する窓口もいっぱいあって、そういう会議が月に1回しか開かれないとしたら、それらを一つ一つクリアしていくという作業は、単純に時間がかかりましたね」

 1年以上かかって、26年3月に撮影がスタート。監督を含めて3~4人というクルーで、ほぼ3日に1回の割合で築地に通った。撮影がなくても初めて取材する人には事前に挨拶に行ったし、ほかにも魚の知識を教えてもらうなどで頻繁に足を運んだ。「取材の仕方も、僕らは一日を撮りたいという感じですからね。それもカメラ目線でしゃべってもらうのではなく、何をされているんですか、というところから会話を引き出していく。インタビューを申し込むと、午前10時半には仕事が終わるから、とか言われるんだけど、そうではなく、一番忙しい時間帯に取材をしたい。600時間くらい撮っていますが、映画に使わなかった598時間にも面白いものがいっぱいあると思います」

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