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【映画深層】あの築地市場の全貌を600時間撮影し2時間のドキュメンタリーに…『築地ワンダーランド』遠藤尚太郎監督が狙ったのは?

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【映画深層】
あの築地市場の全貌を600時間撮影し2時間のドキュメンタリーに…『築地ワンダーランド』遠藤尚太郎監督が狙ったのは?

ドキュメンタリー映画「TSUKIJI WONDERLAND (築地ワンダーランド)」の1場面 (C) 2016 松竹 ドキュメンタリー映画「TSUKIJI WONDERLAND (築地ワンダーランド)」の1場面 (C) 2016 松竹

 1年4カ月の撮影期間で総勢150人に取材、撮りためた映像は600時間にも及ぶ。10月1日に東京・築地の東劇で先行公開される「TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)」は、移転問題で揺れる築地市場の全てを収めた作品だ。手がけたのは、これが初の劇場映画となる遠藤尚太郎監督(38)で、「日本の食文化のすばらしさを確認するとともに、そこで果たしてきた築地の役割をちゃんと伝えたかった」と話す。(藤井克郎)

ここは何なんだ!?

 映画は、仲卸をはじめとする築地市場で働く人々を中心に、料理人や評論家、さらには学校給食の業者まで、たくさんの証言を交えながら、日本の豊かな食文化の表情を四季の移ろいとともにとらえている。カメラは、競りの真剣勝負の場面から仲卸店頭での顧客とのやりとり、さらにはそれらの食材がどのような料理になっていくかまでを、驚くほど美しい映像で描き出す。昭和10年の開場以来、80年の歴史を誇る築地市場の変遷から、長く培ってきた精神性も網羅しており、まさに永久保存版の映像作品といえるだろう。

 企画が持ち上がったのは平成24年の冬のことだが、その少し前に遠藤監督がある用事で築地市場を訪れたことがきっかけだった。

 「初めて場内に足を踏み入れたとき、ここは何なんだ、という思いにとらわれた。あんなに着飾った人や高級車が並んでいた銀座の街を抜けたら、歩いてほんの数分で、手押し車の群れがあり、ノコギリで氷を切っている人もいれば、日本刀みたいなものでマグロを切っている人もいる。それでいろんな本を読んだりしていくうちに、どんどん築地に興味を持って、映画にしたいと思うようになったんです」と振り返る。

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