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【被災地ご訪問】気にかけ続けられた大槌、山田両町 実現にご安堵

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【被災地ご訪問】
気にかけ続けられた大槌、山田両町 実現にご安堵

「山田町ふれあいセンター」に到着された天皇、皇后両陛下=29日午後、岩手県山田町(代表撮影) 「山田町ふれあいセンター」に到着された天皇、皇后両陛下=29日午後、岩手県山田町(代表撮影)

 天皇、皇后両陛下が29日、東日本大震災後初めて岩手県大槌、山田両町の被災地を視察された。大槌町は、岩手県では7月31日現在で、最も犠牲者が多かった陸前高田市に次ぐ1226人の死者・行方不明者を出し、山田町も釜石市に次いで4番目の752人の犠牲者を出している。

 両陛下は今年3月にようやく訪問が実現した宮城県女川町と並んで、大槌、山田両町の訪問を、この5年間にわたり、念願されてきた。特に大槌町は、平成9年に全国豊かな海づくり大会臨席のため両陛下で訪問されている。今回、宿泊したホテルの前身のホテルに当時、両陛下が泊まった際、客室から見える海辺のハマギクをホテル側がハマナスと誤って紹介すると、両陛下が本当の名前をホテル側にお教えになったというエピソードが残る。

 それだけに、震災直後の23年5月、上空から大槌町の被災状況を目の当たりにして、甚大な被害に心を痛められていた。大槌、山田、女川のいずれの地も移動の距離や時間の問題から、高齢の両陛下にとってご訪問の実現は容易ではなかったが、両陛下の「なんとしても行きたい」との思いは一貫していたという。

 宮内庁関係者は「両陛下は大槌町と山田町の人々を、ずっと気にかけられていた。過去2回の岩手ご訪問の際も、行きたいお気持ちだった」と指摘。この日、見せられた両陛下の笑顔は、念願が果たせたことへの安堵の思いが表れたものだったのだろう。

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