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【お昼のおすすめ】日本人、ウナギを食べられるのはあと3年? ワシントン条約会議決議案採択で専門家「日本のウナギを取り巻く状況は危機的」

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日本人、ウナギを食べられるのはあと3年? ワシントン条約会議決議案採択で専門家「日本のウナギを取り巻く状況は危機的」

成田空港に輸入されたウナギ=7月 成田空港に輸入されたウナギ=7月

 ウナギが食べられなくなる日まであと3年? 南アフリカ・ヨハネスブルクで開催中のワシントン条約締約国会議の第1委員会は25日、欧州連合(EU)が提案したウナギ保護の決議案を採択、専門家は「3年後の次回会議で規制するための布石」と警告する。養殖に用いるシラスウナギ(稚魚)の密漁や密輸も横行しているとみられ、最大のウナギ消費国日本は、実効性のある対策を示せるのかが問われている。(夕刊フジ)

 決議案は、さまざまな種のウナギの漁獲量や国際取引に関するデータを関係国が持ち寄り、違法取引防止策などを検討するべきだとの内容。

 背景には、ヨーロッパウナギの規制を巡る経緯がある。中国が養殖用に多く輸入する中で乱獲が進み、2009年、ワシントン条約は輸出入に許可が必要な「付属書2」に掲載。EUは実質的に輸出入を禁止した。

 すると、北米のアメリカウナギなどの取引量が増加したため、国際自然保護連合は14年、同様に減少が著しいニホンウナギとともに、相次いで絶滅危惧種に指定した。

 日本はこれまで国内漁獲の不足分を中国や台湾などから輸入することで補ってきた。ウナギの国際取引規制が進めば、供給量は一気に減少するだけに危機感は強い。

 14年9月には、日本は中国、台湾、韓国と、養殖池に入れるシラスの量を2割削減することで合意した。「資源管理を進め、付属書掲載を阻止したい」(養鰻業者)という狙いだ。

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