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【被災地ご訪問】「これまでの苦労が報われる思い」縁深い三陸花ホテルはまぎくの千代川社長、万感の思い

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【被災地ご訪問】
「これまでの苦労が報われる思い」縁深い三陸花ホテルはまぎくの千代川社長、万感の思い

 3年ぶりに東日本大震災の岩手県の被災地入りされた天皇、皇后両陛下を大槌町にある宿泊先のホテルで、万感の思いで出迎えた人がいる。津波で壊滅的な被害を受け、平成25年8月に再建された「三陸花ホテルはまぎく」社長の千代川茂さんだ。復興を象徴するホテルの名前には両陛下との浅からぬ因縁があった。

 19年前の9年10月、全国豊かな海づくり大会のため、同町を訪れた両陛下は浪板海岸にあった同ホテルの前身のホテルに宿泊された。天皇陛下は海岸線の崖に群生する真っ白な花に目をとめ、当時役員で案内役の千代川さんに「あの花は何ですか」と尋ねられた。

 「花とは無縁の生活だった」という千代川さんは誤って「ハマナス」と答えてしまった。すると、陛下は側近に言い聞かせるように「あれはハマギクじゃないのかな」とつぶやかれたという。大失態を演じた千代川さんの記憶は鮮明だ。

 翌朝、役員で兄の山崎龍太郎さんが両陛下をハマギクが群生する崖近くまで案内し、後日、苗を両陛下に贈っていた。

 山崎さんは23年3月の震災で津波の犠牲となってしまったが、同じ年の10月、皇后さまのお誕生日に宮内庁が公開した写真を見て、千代川さんは思わず「あっ」と叫んだという。

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