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【討論】成人した子供の犯罪に、親はどこまで責任を負うべきか?

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【討論】
成人した子供の犯罪に、親はどこまで責任を負うべきか?

息子の高畑裕太氏の件で会見冒頭、頭を下げる高畑淳子さん(右)=8月26日、東京都千代田区(三尾郁恵撮影) 息子の高畑裕太氏の件で会見冒頭、頭を下げる高畑淳子さん(右)=8月26日、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)

 俳優の高畑裕太さん(23)が8月に強姦致傷容疑で逮捕され(後に不起訴、釈放)、母で女優の淳子さん(61)が謝罪会見を開いたことをきっかけに、「親の責任」に注目が集まっている。芸能界では以前から、親が子供の不祥事で謝罪や仕事の自粛を余儀なくされてきたが、成人した子供に親はどこまで責任を負うべきなのか。ジャーナリストの木村太郎氏と弁護士の大沢孝征氏に聞いた。(三品貴志)

著名人には覚悟が必要 ジャーナリスト・木村太郎氏

 --親は成人した子供に対し、責任を負うべきか

 「一般論として、子供は親を見て育ち、人格を形成していくものだ。子供が何歳になろうと、何かしら親の影響を受けていることは否定しきれない。法的な責任とは別として、親はいつまでも、子供に対する道義的な責任はあると思う。特に公人や著名人、芸能人の場合、子供に対する責任を追及されることはやむを得ないと考える」

 --芸能人の場合、子供の問題の責任を取り、親が自身の仕事を自粛することが多い

 「僕自身、仮にそういった立場に立たされたら、表に出る仕事は辞めるだろう。僕は芸能人ではないが、(コメンテーターとして)テレビに出演し、名前を知られている立場。僕の息子は『木村太郎の子供』ということで、周囲にからかわれるなど嫌な思いをしたと聞いている。さらに、孫にも『木村太郎の孫であることをできるだけ知られないようにしていた』と言われたことがある。それを聞いて、自分の存在が子供や孫の人生を左右してしまっていることを痛感した。しかし、それは変えようのない事実でもあり、家族とずっと共有していかなければならない悩みでもあると思う。そうした経験からも、成人した子供に対しても、責任は自分にあると考えている」

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