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【サンマがなぜ高値に?】中国&台湾の乱獲に台風が追い打ち 水産庁は中国に違法操業の根絶を求めるが…

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【サンマがなぜ高値に?】
中国&台湾の乱獲に台風が追い打ち 水産庁は中国に違法操業の根絶を求めるが…

中国、台湾、韓国などの漁獲急増で日本の漁獲量が減少傾向のサンマ=9日、東京都品川区(荻窪佳撮影) 中国、台湾、韓国などの漁獲急増で日本の漁獲量が減少傾向のサンマ=9日、東京都品川区(荻窪佳撮影)

 「サンマは日本人にとって欠かせない重要な魚。今後も提供できるように締め付けるところは締め付けていきたい」。水産庁の担当者は力を込める。

新たな“標的”は食卓の万能選手

 しかし、目を光らせなければならないのは、サンマだけではない。

 8月下旬、東京都内で開かれたNPFCの会合では、議論の焦点はサンマではなく、焼いてよし、しめてよし、煮付けによしと、食卓でオールマイティーな活躍をするマサバだった。

 25年の時点で中国漁船によるマサバの漁獲量はゼロだったが、27年には80隻の漁船により約13万5千トンの漁獲があるなど急拡大しており、資源への影響が懸念される事態となっているためだ。

 水産庁によると、会合では、漁獲量の上限を決めるまで、漁船の許可数を増やさず抑制に努めることで合意した。だが、中国は、資源量の減少が科学的に証明されていないことを理由に、サンマに続きマサバの規制にも反対。日本が当初目指した漁船増加の「禁止」などの義務規制にまでは踏み込めなかったという。

 そもそも「中国は正確な漁獲数をNPFCに申告しているかも分からない」(水産庁関係者)のが現状で、合意に実効性があるかは不透明だ。

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