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【サンマがなぜ高値に?】中国&台湾の乱獲に台風が追い打ち 水産庁は中国に違法操業の根絶を求めるが…

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【サンマがなぜ高値に?】
中国&台湾の乱獲に台風が追い打ち 水産庁は中国に違法操業の根絶を求めるが…

中国、台湾、韓国などの漁獲急増で日本の漁獲量が減少傾向のサンマ=9日、東京都品川区(荻窪佳撮影) 中国、台湾、韓国などの漁獲急増で日本の漁獲量が減少傾向のサンマ=9日、東京都品川区(荻窪佳撮影)

 秋の味覚サンマが、昨年に続き今年も高値で販売されている。台湾や中国など近隣国・地域の漁獲急増などで日本の漁獲量が減少しているところに、今シーズンは8月下旬以降、北海道に相次いで接近・上陸した台風が追い打ちをかけた。水産庁は中国に違法操業の根絶を要求しているが、中国はサンマに代わる新たな“標的”も見つけたようだ。秋の味覚をめぐる攻防は、緊迫の度合いを高めている。(高橋裕子)

「目黒のさんま」にも影響

 「お客さまに高いって言われるけど、いいものはそれなりの値段になる。漁業者は『追っかける魚がいない』と言っている。台風続きで漁に出られなかった影響も大きい。自然相手だからどうしようもない」。東京・築地の鮮魚店、斉藤水産の斉藤又雄さん(60)はこうぼやいた。

 同店では3尾1000円で販売。大型のものは1尾600~800円で、例年より5割程度高いという。

 落語「目黒のさんま」ゆかりの東京・目黒で居酒屋「駒八・目黒さんまセンター」などを運営する駒八(港区)の八百坂(やおさか)仁代表も「以前より小ぶりのサンマが増えた。その割に仕入れ値は下がっていない」と指摘する。

 今季は生サンマが市場に入荷されず、刺し身の提供を見送った日もあった。地元恒例の「目黒のさんま祭り」でも例年、岩手県宮古市から数千匹を調達していたが、4日に開かれた今年の祭りでは宮古産だけでは足りず、北海道からも手配したという。

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