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「鈴木其一」展 モダンで粋な江戸琳派

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「鈴木其一」展 モダンで粋な江戸琳派

「朝顔図屏風」六曲一双のうち左隻 江戸時代 アメリカ・メトロポリタン美術館 (c)The Metropolitan Museum of Art.Image source:Art Resource,NY 「朝顔図屏風」六曲一双のうち左隻 江戸時代 アメリカ・メトロポリタン美術館 (c)The Metropolitan Museum of Art.Image source:Art Resource,NY

 昨年、誕生から400年を迎えた琳派。創始者の本阿弥光悦、俵屋宗達に始まり、尾形光琳、酒井抱一と続く流れの中で近年、注目されているのが江戸時代後期に活躍した鈴木其一(きいつ)(1796~1858年)だ。モダンで洗練された作品を制作し、近代日本画の先駆者ともいわれている。東京のサントリー美術館で開催されている回顧展では、国内外から重要作品が集められ、作品の魅力を余すことなく伝えている。(渋沢和彦)

                   

 本展の目玉は米国のメトロポリタン美術館からやってきた大作「朝顔図屏風」。あい色の大輪を咲かせる花の配置はリズミカルで、画面の中で踊るよう。金地に花の群青と葉の緑青が際立ち、少ない色彩で華麗に朝顔を表現。しなやかに伸びるいくつものツルが其一の奔放さを伝えているようだ。朝顔の生産地だった江戸・入谷の近くに暮らし、身近で観察した其一らしい描写だろう。

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