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小児がん克服からどう復学するか 支援は保護者、学校、病院の連携が重要

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小児がん克服からどう復学するか 支援は保護者、学校、病院の連携が重要

小児がんを経験した子供の円滑な復学について話し合われた「小児がん・脳腫瘍全国大会」 =大阪府豊中市 小児がんを経験した子供の円滑な復学について話し合われた「小児がん・脳腫瘍全国大会」 =大阪府豊中市

 大会に参加していた大阪府内の女性(44)の長男(8)は、生後4カ月のときに白血病と診断された。骨髄移植を受け、一時的に回復したが小学校入学前に再発。入学式には出席できたものの、治療のため2学期の終わりまで登校できなかった。

 入院中、担任の教師が見舞いに来ることは一度もなく、復学前に教室を見学すると、長男の机はなかった。女性は不安に思った。「学校はお休みしているという感覚だった。もう少し受け入れる雰囲気を作ってくれてもいいのではないかと感じてしまった…」と振り返る。

 復学後も、治療の副作用による顔のむくみや脱毛など外見の変化などから子供が気後れしたり、学習の遅れから疎外感を感じたりすることもある。中には「病気がうつる」など心ない言葉を浴びせられる子供もいるという。

 ◆切れ目ない支援

 「院内学級への転校は元の学校へ戻ることが前提の一時的な措置。復学には保護者と学校、病院間の連携が非常に重要」。こう話すのは大阪府内の院内学級で教壇に立つ男性教諭(48)だ。

 男性が勤務する病院では、復学に備えて元の学校から教材を取り寄せて指導し、院内学級の教師が学校の担任教師に学習面や院内学級での様子を伝えている。退院時には双方の教師と医師らが集まり、子供が日常生活で必要とする支援について協議もしている。

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