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【台風10号】勢力衰えず大雨警戒 上空に寒気 接近前から湿った風

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【台風10号】
勢力衰えず大雨警戒 上空に寒気 接近前から湿った風

台風10号の経路とメカニズム 台風10号の経路とメカニズム

 30日夜にも東北地方へ上陸する恐れが高まった台風10号は、上空の寒気の影響で勢力が衰えずに接近するとみられる。東北地方では東から湿った風が流入する影響で、台風接近前から大雨になる見込みで十分な注意が必要だ。

 沖縄南東沖で停滞していた台風10号は、南西へ張り出した太平洋高気圧の縁を回る風に乗って東へ進んでいる。しかし太平洋高気圧の勢力本体は列島東側にあるため、進路を阻まれた台風は徐々に北へ進路を変える。

 その後、北上する台風の進路を西側へ変える働きをするのが、寒気を伴う「寒冷渦」と呼ばれる上空で大きく回転する気流だ。寒冷渦は29日夜にかけて西日本へ接近するため、東日本上空では強い北西への風が吹き、台風を西側へ動かす。

 寒冷渦は同時に台風の勢力も維持する効果を持つ。渦の南下に伴い上空に強い寒気が流れ込み、西日本を中心に列島周辺で大気が不安定になる。台風は海面水温の低い海域を通れば通常は勢力を弱めるが、今回は上空に流れ込んだ寒気の影響で強風の吹く範囲を、さらに広げる予想になっている。

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