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医学部新設38年ぶり 医師不足解消?過剰に拍車?

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医学部新設38年ぶり 医師不足解消?過剰に拍車?

地域・診療科の偏り是正必要

 国際医療福祉大学が千葉県成田市に予定する医学部新設が26日、認められることになった。特例を除くと38年ぶりの医学部新設で、医師不足解消に期待が集まる一方、学生が一人前の医師に育つころには医師数が過剰になるとの見方もある。問題は医師がいる地域や診療科に偏りがあることで、厚生労働省は年内に医師の偏在対策に関する方針を取りまとめる。

国際的な人材育成

 国際医療福祉大によると、来春に新設される医学部の定員は140人で、うち20人は東南アジアなどからの留学生。大半の科目に英語を導入し、海外で臨床実習を受けるなど、国際的に活躍できる人材を育成する。

 平成32(2020)年には、約10カ国の言語に対応する640床規模の付属病院を成田市に設立する予定。同大は「4年後の東京五輪・パラリンピックも見据え、国際都市・成田における質の高い医療とサービスの提供をめざす」としている。

保険診療の制限検討

 医学部の新設は、東日本大震災からの復興目的で特例的に認められた東北薬科大(今年度開設)を除くと38年ぶり。厚労省はこれまで既存医学部の定員増により医師不足解消を図っており、今年度までに1637人が増員、定員は過去最高の9262人となった。

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